赤の星
OBSERVATION LOG : 002
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吹き荒れる熱量は、何かを壊すためではなく、ただ灯り続けるために。
勝利のための剣は折れ、守るための泥濘が足元を絡めとる。それは、誰かが残した最後の「選別」の結果だったのかもしれない。
観測範囲を離脱したその決断に、怒りであったか祈りであったかを問う術はない。
倒れる場所を探しているのではない、立ち続ける理由を削り出しているのだ。
最後に残った色が、誰かの瞳にどう映ったかを知る者はいない。
吹き荒れる熱量は、何かを壊すためではなく、ただ灯り続けるために。
勝利のための剣は折れ、守るための泥濘が足元を絡めとる。それは、誰かが残した最後の「選別」の結果だったのかもしれない。
観測範囲を離脱したその決断に、怒りであったか祈りであったかを問う術はない。
倒れる場所を探しているのではない、立ち続ける理由を削り出しているのだ。
最後に残った色が、誰かの瞳にどう映ったかを知る者はいない。